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ルーマニアのイースター

正教の伝統とそのこころ

キリスト教徒の間では、死神と戦い復活したキリストを祝うイースターが一年で一番重要な祝祭として祝われています。
正教の国であるルーマニアもそうですが、ルーマニアのイスーターはカトッリクやプロテスタントの国とまた違い、様々な特徴があります。

まず、例としてあげられるのはイースターの前の断食です。ちなみに、皆さん、断食のイメージとはどういうものでしょうか。厳しくて、ずっとお腹が空いている、というイメージでしょうか。
ルーマニアの断食は一日で何回も食べても良いですので、おなかが空いて苦しむことはありません。ただし、イースターの七週間前から肉類と乳製品が禁止されます。つまり、イースター前の2か月間断食をする人々は、一時的にベジタリアンになります。この断食の期間に食べる野菜料理は美味しく、みんなさんにもお勧めできるものです。

しかし、祝祭を迎える心の準備もそこそこに、俗世的な準備もしなければなりません。ルーマニア人はイースター前に大掃除や、料理、買い物、そして実家に帰る準備などで猫の手も借りたいほど忙しくなります。日本で言えば、お正月を迎える年末と同じくらい忙しくなります。

神聖ローマ帝国と東ローマ帝国の争いにより、11世紀にカトッリクと正教に分かれたキリスト教は西と東ヨーロッパの文化差をもっと深め、政治に影響しただけではなく、日常生活にも大きく影響しました。例えば、当時からキリスト教の分裂によりカトッリクと正教のイースターの祝祭日が離れることとなりました。現在でも、カトリックと正教のイースターの日付は最大で5週間離れていますが、稀に同じ日に祝われる年もあります。同じ祝祭日になる年は2017年、そして2025年です。きっと全てのキリスト教の信者が同じ日にイースターを祝いますので、とても喜ばしい盛大なお祭りになるでしょう。

4月に旅行するなら、おすすめは何と言ってもルーマニアの北部に位置しているマラムレシュ地方です。
写真家・執筆家のみやこうせい氏によって「世界の中心」と呼ばれているマラムレシュ地方は標高の高い山に囲まれている盆地であることから、昔から他の地域とのつながりが少なく、ルーマニアの中でまだまだ観光地されておらず、伝統が一番よく保存されている地域です。また、おもてなし文化が強く、暖かい気持ちでお客さんを歓迎するマラムレシュの人々はルーマニア人の中でも評価が高いです。

マラムレシュ地方の観光地として特に有名なものは、1993年にユネスコ世界遺産として登録された木造教会群です。「マラムレシュ風ゴシック様式」とも言われる木造教会は樅ノ木で建てられ、すらっと洗練した姿をしており、空へ向かって伸びています。高層ビルなど高い建造物を見慣れている現在の人々から見ると、マラムレシュ地方の木造教会は弱々しく見えるかもしれませんが、中世時代の人達の目にはこのような建築は人々が住むこの世と、神の住むあの世を繋ぐためにある、天に続く素晴らしい特別なものとして写ったことでしょう。

教会の内部に入ってみますと、聖書の重要な場面を表している素朴で美しいイコンが数多く並んでいます。この東ローマ帝国からかなり遠かったマラムレシュ地方にまで、当時の有名な画家や建築家が到達することはありませんでしたが、現地の人々は教会で説教に耳を傾け、幼な子キリストを抱く聖母マリアの姿や、馬車に乗って雲の上に行き、雨を降らせて村人を救うイリエ聖人の姿、また地獄の恐ろしい悪魔の姿がどういうものなのか一生懸命想像し、自分たちで教会の中でイコンを描きました。専門家にもマラムレシュ地方の絵はどの様式のものなのかうまく説明できないかもしれませんが、壁面に描かれたの聖人の優しい眼差しに包まれると、心が落ちき、静かな気持ちになります。

皆さんもルーマニアのイースターを本場で体験してみませんか。

旅行のクチコミサイト フォートラベル Salina Turda Incoming Romania Etoa Member

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